Pearl SEIWA ueno okachimachi

あこや真珠の色の違い

あこや真珠と聞くと白い真珠をイメージされると思いますが、
一言に「白」と言っても、様々な色合いがあります。
あこや真珠にはどのような色味があり、どのような違いがあるのかご説明致します。

色のタイプについて

アコヤ真珠の色は大きく分けて3タイプになります。 真珠本来の色調をもったナチュラルカラー。真珠の潜在的な美しさをひきだす調色。真珠を染料でカラーつけしたもの。

あこや真珠

ナチュラルカラー(無調色)

ホワイト系・ブルー系・クリーム系があります。 ホワイト系は、養殖時に真珠に付着した有機物を除去する処理だけ行い、天然色の生まれたままの美しい色を 残したものです。 ブルー系は、真珠層の間に有機物が入りこれを真珠層を通して見ると真珠がブルーに見えます。 クリーム系は、いく層もの真珠層が重なり厚くなり真珠層を通して見ると真珠がクリームに見えます。

調色

調色真珠は、真珠が潜在的にもつ美しさをひきだすために行われる加工方法です。 あこや貝の中で育つ真珠は、出来上がった色味がそれぞれ微妙に異なります。そこで、真珠層の中に本来あこやが持っているうすいピンク色と同じ色素を入れることで、色味に統一感を与えます。これが調色真珠です。 現在流通するあこや真珠のうち、90%は調色と言われています。あこや真珠の多くがピンク系の印象が強いのはそのためです。調色の最大の魅力は、あこやが本来持つ美しさがさらに際立つという点です。

染色

染色は、天然または合成染料を使用して真珠の色を変える加工方法です。 ブラック・ブルー・オレンジ・ゴールド・グリーン・パープル等、様々なカラーバリエーションがあり、真珠にファッション性・デザイン性をもたらせています。 近年、加工技術の向上・研究が進み視覚を楽しませてくれる真珠が仕上がってきています。

実体色と干渉色

あこや真珠

干渉色とは光が作り出す色です。光が真珠層の中に入り真珠の中の色を吸収して視覚に反映される色です。写真は、左がピンクの干渉色、右がグリーンの干渉色です。
実体色とは真珠の表面の色です。

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